新型コロナウィルス新規株の感染力予測に関する論文が発表されました。

 本学の計算創薬・数理医学講座との共同研究で実施した、新型コロナウイルスSARS-CoV-2 変異株のスパイク蛋白とヒト細胞の受容体 ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)の分子シミュレーション研究(共同第一著者:菅野亜紀特命助教)がMicrobial Risk Analysis誌に掲載されました。この研究では、分子シミュレーション解析結果と既報の変異株の感染力に基づき、今後出現する新規株の感染力を流行前に予測可能にする方法を確立し、数理モデルとして報告しています。

発表論文

Takaoka Y#, Sugano A#, Morinaga Y, Ohta M, Miura K, Kataguchi H, Kumaoka M, Kimura S, Maniwa Y. (# equal contribution) Prediction of infectivity of SARS-CoV2: Mathematical model with analysis of docking simulation for spike proteins and angiotensin-converting enzyme 2. Microb Risk Anal. 2022 Dec;22:10022. Epub 2022 Jun 16.

https://doi.org/10.1016/j.mran.2022.100227